トップメッセージ

革新的な技術でサステナブルな未来を創造する

代表取締役社長

当社は1966年の創業以来、合成皮革の可能性を追求し続けてまいりました。1996年以降は湿式ポリウレタンレザーの製造に特化し、本革では表現できない独自の質感やデザイン性、高い機能性を融合したプレミアムな素材の開発に取り組んでおります。現在では、家具、自動車、航空機、衣料、手袋など多岐にわたる分野に製品を供給し、国内外のお客様より高い評価をいただいております。


「安全はすべてに優先」という基本方針のもと、従業員一人ひとりの安全意識の向上とリスク教育を重視し、誰もが安心して業務に従事できる職場環境の整備に努めております。職場の安心安全があってこそ、当社の優位性の源泉である独自技術の継承と開発、国際競争力ある製品の開発、そしてお客様の視点に立った高品質なものづくりを推進できるとの信念のもと、社員が誇りとやりがいを持てる職場づくりに力を注いでおります。


生産体制におきましては、埼玉県行田市の行田工場と群馬県邑楽町の群馬工場により、完全な2ライン体制を確立し、安定した製品供給が可能となっております。さらに2025年には、群馬県千代田町の千代田工場が「サステナブル・プラント」として稼働いたしました。主な取り組みとして、工場棟及び事務所棟の屋上に太陽光パネルを設置し、再生可能エネルギーである太陽光発電の活用を進めるほか、国内で二番目となる液化水素を使用した水素ボイラーを導入し、クリーンな水素エネルギーを使用する工場を実現しております。また、未利用熱源である地下水を空調設備に活用するほか、排水処理設備の導入によって工場排水の再利用を進めるなど、持続可能な社会の実現に向けて、さまざまな取り組みを推進しています。


千代田工場の研究設備「TECHLABO匠」を拠点として、サステナブルな商品開発や新たな価値の創出に取り組み、長年にわたり培ってきた確かな技術力を次世代へと着実に継承し、さらに磨きをかけながら、「心地よさは誇り」というグループ経営理念のもと、触感と機能が調和した製品の開発に全力で取り組んでおります。世界№1のものづくりを目指し、サステナブルな社会の実現に向けて、これからも挑戦を続けてまいります。

第一化成株式会社 代表取締役社長
尾城 紳治